MARE主コラム

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通勤教育。

中目黒から日比谷線に乗った。


  清楚な白のワンピース。
  奇麗なお母さん。その隣には
  制帽と紺ブレを着た、ちっちゃな女の子。
  おもちゃのような赤い靴をブラブラさせている。


二人の前に立つ。



母  :「じゃあ、次はしりとりね」

女の子:「うん」


母  :「こま」

女の子:「まんが」

母  :「ガメラ」

女の子:「らっぱ」

母  :「パンダ」

女の子:「だちょう」




母  :もぉ!





母  :「だちょうはダメだったって言ってるでしょ、何度も!」

女の子:「……」

母  :「ちゃんとやってくれないとほんとに困るンだからネ。
   
     じゃあ、連続で言ってみてくれる」






女の子:「やきにく」
  
    「くらまえ」

    「えんげい」

    「いくら」

    「らっぱ」

    「ぱん……だ」


    「だ……だ……」
 

  


電車が広尾の駅に到着した。
大きなカバンを背負い、手をつなぎながら降りていった、女の子。


  母の白いワンピースが颯爽と揺れている。
  身体よりも大きな、女の子のカバンも揺れてる。




階段を登っている赤い靴の残像が
地下鉄の黒い窓に残っていた。






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古道具展の話 その02

プジョーのコーヒーミル。
古道具展に出そうと思っている。

その道の人には大人気の商品だ。
その道ではない人には「高っ!こんなにするの!?」なのだ。


1920年フランス。大正9年生まれ。

まだまだ現役。ちゃらちゃらした、合成樹脂なんぞにはまけるかいなぁ。

頑固なおばばが言っている。ごりがりぼりがり。


ミル










そうだ!

これでコーヒーを入れて貰おう。

希望があれば、おばばを回して貰う。



ごりがりぼりがり。



豊かな香りが漂う瞬間を味わって貰おう。
自分が煎れた、珈琲。美味いはず。

気に入ってもらったら引き取ってもらおう。おばばを。

店頭で「tall」やら「Venti」なんぞのややこしい名称なんか言わなくていい。
MAREBITOにて、ごりがりぼりがり、やってください。



これで一つのイベント決定。





▼おばばこちらにいます。
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終了しています。

2009年10月10日(土)から12日(月祝)13:00-20:00
古道具とアートのある場所 vol.2[ 古村太展 ]

MAREBITO主が集めた古道具に「想像」をプラスします。
ビデオアートの上映やオリジナルのイス、電傘を展示販売します。

[古村太]過去の作品はこちら


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古道具展の話 その01

あわてている。

展示会が迫ってきたのである。2週間後だ。


DSCN3942.jpg

DSCN3945.jpg


僕は、プロフェッショナルなアンティーク屋さんではないので

立派な展示会は無理な話。

お宝アンティーク、豊富な在庫をかかえている訳でもない。



元々デザインの世界で生計を経ててきたので、

今ある古道具に想像というアートを加えた展示を構想中なのだ。



ただ、時間がない。



どうしよう。


とりあえず、オリジナルな電傘は展示しよう。
ジャンクスタイルな人々には良いかもしれない。


DSCN3943.jpg






▼電傘早い者勝ち。急げ!
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終了しています。

2009年10月10日(土)から12日(月祝)13:00-20:00
古道具とアートのある場所 vol.2[ 古村太展 ]

MAREBITO主が集めた古道具に「想像」をプラスします。
ビデオアートの上映やオリジナルのイス、電傘を展示販売します。

[古村太]過去の作品はこちら


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東京冷静判断。


人が倒れている。

動かないぞ!
大丈夫かああ!

誰も声をかけない。
倒れている人避け、通リ過ぎる人たち。

(東京の人はそうなの?)

近くに寄って声をかける。

「ダ、ダイジョウブです…  かあ…  」

 うっつ!

鼻をつく異臭。

ううっ!
うっ!


シーズン始めのクーラーの匂が僕を襲う!
いや、もっと凄い。

放ったらかしの雑巾の匂いだ!(それも日陰だ)



  上京したての頃の初めて「屋外生活者」を
  知った時の話だ。



------------------------------------------------------------ふと、思い出す。あの声。

   「ふーさん、つめたくなったね。
        なんか、そっけない。とーきょーっぽい。」

     高校の同窓会でクラスのアイドルに言われた。

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終電。

民主圧勝の新聞見出しを
ぼんやり見ていた。


ふと、

入り口付近にしゃがみ込んでいる。OL風。

ぐらん、ぐらんと
真っ白な首が揺れる。

その瞬間、

ガクンと尻餅をつく。
あっつつ!

真っ白なふくらはぎが見える。
頭はうなだれたままだ。


そのままの姿勢。


次の駅で乗り込んできた
スーツ姿の女性がすぐに声をかける。
「大丈夫ですか?」


こくり、こくりとうなずく、OL風。
真っ白な顔で微笑んでいる。



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   「ふーさん、つめたくなったね。
        なんか、そっけない。とーきょーっぽい。」
    
------------------------------------------------------------ふと、思い出す。あの声。



昔の僕なら声をかけたのか? 
どうなんだろう?


   …………


その答えはすぐにやってくる。
車中が凍てついた瞬間だ!









ぴちゃ!

うわ!やってもおた!(周囲の心の声)
真っ白顔OLが口を押さえている。








惨事発生!
たいへんだあ!
車中に広がる、ほったらかし雑巾。


声をかけた女性がスーツの裾をハンカチで拭いている。
(その答えはこれだったのか!)



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   「ふーさん、つめたくなったね。
        なんか、そっけない。とーきょーっぽい。」


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   「つめたく」はなっていないと思う。
   
    大都市東京生活にて いろんなことを「れいせい」に
    判断できるようになったのだ。
  

    たぶん。







大都市東京。

あんなとこ、人の住むところではない。
って。言われたけど

そうかな。










うーん。なんだか、うまくまとまっていない。文章。
本筋が見えてないし。

ちょっと寝かして書き直し、決定。



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